2014年12月19日

高校1年の勉強が3年間で一番大切@

随分とブログをお休みしてしまいました。

継続というのは難しいですね(苦笑)。

ブログはサボってしまいましたが、指導は全力投球したお陰で、今回のテストでは
なかなかの結果が出ました。

特に高校1年の結果が非常によかったです。

数学でクラス1位がようやくでました。それから2位が2人。
英語ではクラス3位が最高でした。

みんな運動部を中心に部活をしながら本当によく頑張っています。

理系の生徒が多いので、数学に力を入れた2学期でしたが、
うちの塾生全員の平均点は70点前後。

文系で数学を「押さえ」に回している生徒を抜けば、80.8点です。

松高1年の数学の平均点が1A合わせて大体40〜50点くらいですから、文理合わせて20点くらい、理系だけで見ると30点くらいの差が出てきました。

もちろんクラス1位が出たのもうれしいのですが、それ以上に、全体のアベレージが明らかに高いのが塾としては非常にうれしいですね。

どんな塾にも「できる奴」はいるもんですから、クラス1位だけでは「塾の力」なのか「生徒の頑張り」なのかの判断がつきません。

そうではなくて、全員が平均的に高いというのは、自画自賛ですが塾としての力だと思います(もちろん、一部のできる奴が全体の平均を押し上げているのではないです)。

そういう姿を見つつ、高校2年生や3年生から通い始めた生徒の姿を見ると、いかに高校1年生という時期が大切かを痛感します。

恥ずかしながら、以前の私は本気で「高校1年生が大切だ」とは思っていませんでした。

もちろん、高校1年から塾に通って欲しいので、

「高1から頑張ることが大切です!!」

と声高にアピールしてきましたが、心のどこかでは

「せっかく受験が終わったばっかりなんだから休んだらいいんじゃないの?」

「結局、高校1年から来て欲しいのは塾側の生徒集めの都合だよな」

と思っていました。

恐らく、高3から頑張りはじめてそのまま合格した自分自身の経験がそう思わせたのだと思います。

「俺だって高3からで間に合ったじゃないか」

と。

う〜ん。間違ってましたねぇ。

高校1年の勉強は高校3年間で一番大切です。

今までの講師人生で最も「ちゃんと」「本気で」高校1年生を指導をした年でしたが、高校1年生の勉強には受験のために必要なことがほとんど入っています。

教科の内容としても、勉強方法としても、勉強姿勢としても。

高校1年生のときに身につけた教科の基礎知識、勉強するってどういうことなのかという「考え方」、実力をつけるってどういうことなのかという「価値観」

何より、それらを踏まえて残りの2年間を送るのか、それとも全然トンチンカンな目線で残りの2年間を送るのか。

これによって卒業後の進路が残酷なほど変わってくることがありありと想像できました。

書きたいことがあまりに多すぎるので何回かに分けて書こうと思いますが、とにかく言いたいことは、

高校1年生が高校3年間の中で一番大切だ!!

ということです。

今までそれが本当の意味でわからなかったこと、それがわかったことで、自分たちが一歩塾として前進できたように思います。

というわけで、期末テストお疲れ様でした。

うちの高校1年生はかねてからの告知通り、ここから「本番」に入ります。

みんな、テスト明けにもかかわらず通塾日数が増えましたね。

せっかくテスト後でホッとしたいところだと思いますが、ここでグッと気合いを入れて頑張ってください。

ちゃんとやりきれれば、来年1年間の生活は安泰です。

もうすぐ今年も終わりますが、最後まで全力で頑張っていきましょう。
posted by たいまつ at 23:38| Comment(0) | 指導方針

2014年09月11日

一生懸命に休め

松明塾の受験生は、8月28日から9月14日まで「夏休み」です。

もちろん28日から学校が始まってますから通常日程の流れで言えばむしろ夏休みが
終わったタイミングなのですが、受験勉強の中身で言えば今は完全に夏休み。

生徒が見せに来る週間計画を見て、「ちょっと勉強の量が多すぎるな」と感じれば
バッサバッサと勉強を削っていきます。

この「夏休み期間」は思いっきりサボることが大切。

今までは週間計画の達成と長時間の勉強を教え込まれた生徒たちにとって、
「サボれ」という指示はそれなりに戸惑うようで(笑)、うまくサボれない生徒の
様子などは見ててちょっと面白いものがあります。

もちろん、そんな指示を昔から出していたわけではありません。

きっかけはある生徒の「失敗」にありました。

その子は浪人生で、早稲田を目指していました。

浪人生にとって(もちろん現役生にとっても)、9月というのはとても特別な月です。

講師にとっても、一番「覚悟」が必要とされるのが9月です。

もはや当事者にしかわからない感覚かもしれませんが、9月になると受験生の多くは一気に受験本番が近づいた感覚に襲われます。

「夏休みというビッグイベントが終わった」

「この2学期が終わったらいよいよセンター本番だ」

「本番までの残り時間が半年を切った」

理由は様々ですが、いずれにせよ、「本番」という感覚が今までよりも遥かにリアルに感じられる。

それが9月というタイミングです。

だから、色々な面で生徒が精神的に不安定になります。大きくは2つ。

1) 間に合わない不安が大きすぎて志望校を落とそうするケース

2) 間に合わない不安が大きすぎて必要以上に結果を求めてしまうケース


どちらも本番をリアルに感じることから来る不安に起因します。

その感覚は浪人生であれば現役とは比べものになりません。

先述の生徒は、(2)のケースでした。

当時の僕は、その生徒の不安を消すことが肝要と思い結果を出すためのプランを提示しました。

ええ。グングン伸びましたよ。11月半ばには第一志望の早稲田の法学部の過去問で合格点に達しました。

お互い「これなら大丈夫だな」と笑顔を交わしました。

ただ、悲劇はそこから始まります。

そこから先、その生徒の点数は下降の一途をたどりました。

年末年始、直前期と点数は落ち続け、迎えた本番は過去最低の点数を取りました。

自己採点の結果、3割ちょいしか合ってなかった。

結果はもちろん不合格です。


あんときは苦しかったなぁ。


本当にどうしていいのかわからなかった。

目の前であがき続ける生徒を見て、あれこれと改善策を打とうとするんだけど、何の効果も得られなかった。

結果が出ない。だから焦って勉強する。また過去問を解く。けど点数は上がらない。

このループの中で精神的にも随分やられてしまって。

一方的にサンドバッグにされる選手をセコンドから見つめ続けるしかない。

でもタオルを投げるわけにもいかない。

ラウンドの合間にいろんな指示を出すんだけど、やっぱり試合が始まると一方的に殴られていく。

そんな気分でした。

じゃあどうしたらよかったんだろう。

受験の後にも消えない後悔と答えの出ない問を抱えているときに、1冊の本に出会います。

そこに書かれていた一節。

部下に忍耐力の限界を超す努力をさせることをためらうな。ただし、その後、必ず休ませよ。

直感的に「これだ!」と思いました。

すごい簡単な話だったんですね。

ラストスパートは、2度はかけられないのです。

不安の余りにラストスパートに近いペースアップをして一度はトップに躍り出た。

でもゴールはまだまだ先。

最後の最後で、周りもどんどんラストスパートをかけてくる。

負けじと自分も懸命に手足を動かすのだけど、その意思に疲れ切った体がついてこない。

そんな、気持ちだけは前に行こう・行かねばと粘るのに、体がついてこないもどかしさのなかで必死にあがく様子が頭の中に浮かんできました。

いや〜泣いたね。東生駒の駅前のマクドナルドで。

申し訳なくて。

ずっと泣いてたよ。

なぜあのときに俺は「覚悟」を決めることができなかったんだろう。

生徒は不安に決まってるんだよね。そりゃそうだ。正直言えば講師だって不安なんだから。

こういうのは、言ってみれば「ドミノ倒し」みたいなもんで、誰かが「倒れないドミノ」に
なって踏ん張らないと、こういう結果になっちゃうんだよね。

あのとき、「間に合わないかもしれない」とか「俺も結果が出た方が安心だしな」とか考えずに、

「絶対間に合うから焦るな。その焦りはもうちょっと後まで取っておけ」

という一言が言えたら。

「結果」で安心させるんじゃなくて、「将来への希望」を見せることで、いや見せらんなくても講師が「断言してあげる」ことを通して生徒を安心させられていたら。

あれは勝てる勝負だったんじゃないか。

そんな反省をし続けています。

だから9月は講師にとって「覚悟」が必要な時期です。

1) 間に合わない不安が大きすぎて志望校を落とそうするケース

2) 間に合わない不安が大きすぎて必要以上に結果を求めてしまうケース

どちらも根本にあるのは将来への「不安」です。だからといって、そこから安易に見える解決策は必ずしも正解じゃない。

安易に志望校を下げたところで、決して安心には繋がりません。

1〜2ヶ月後、

「せっかく志望校を下げたのにその下げた志望校にも間に合わなかったら…」

というより大きな不安が待っています。

今、必要以上の結果を求めては本来スパートをかけるべきところで体がついてこない未来が待っています。

ただし、こういった安易な正解に飛びつかないためには、誰かが「覚悟」を決めないといけない。

もちろん、生徒が覚悟を自分で決めるのが一番いい。

でも、それができなかったら。

講師が「倒れないドミノ」にならないといけない。

こういっちゃなんだけど、夏休みに本当に頑張った生徒に「サボれ」っていうの、めちゃめちゃ怖いんだぜ(苦笑)。

2週間も休ませたら、この夏に頑張った意味がなくなっちゃうんじゃないか。

って不安に思わないはずないじゃん。

でも、んなことは全員思ってるんだよね。

だから誰かが「覚悟」を決めて、「休め」っていわないといけない。

そして、「夏休み」が終わったら、再びちゃんと走りださなきゃいけない。

だから僕はこの2週間、必死に不安と戦っています。

これを読んでいる生徒もきっと不安でしょう。

大丈夫。

そう思えるくらいに、君らは夏に頑張った。

残り時間も十分に残っている。

やらないことに不安を感じることに、自分の成長を感じよう。

残り4日間。一生懸命にサボろう。

そんで9月15日から、いよいよ後半戦スタート。

本番が近づいてきたことをヒリヒリと感じながら、今やるべきことを積み重ねよう。

posted by たいまつ at 00:16| Comment(0) | セルフマネジメント

2014年08月27日

最高の夏の終わり

今日で松高生の夏休みも終わりです。

つまり松明塾にとっても夏の最終日。

いや〜!!今日はいい日だった!!

以前のブログ【簡単なことをしっかりとやろう】にも書きましたが、この夏に「中学の復習」からスタートした高校3年生たちがいます。

その中の一人は、塾としても本当に申し訳ないことをしてしまった生徒でした。

松明塾に入塾した学生は、まず『英語基礎講座』という松明塾オリジナルの授業を受けます。

2ヶ月程度かけて英語で最も大切な基礎を学ぶための授業です。

6年前に奈良の「同志」と夜中までかかってコンセプトを考え、授業として練り上げ、7年かかって確実に成果の出せる「プログラム」として仕上がりました。

これはうちの塾にとっての強力な武器で、この講座のお陰で松明塾は英語指導に絶対に自信を持っているわけです。

せっかくなのでちょっとだけ宣伝をしておくと、1学期にこの英語基礎講座を終えた生徒たちの成長は目覚ましいです。

ここを乗り越えて、その後の演習を積んだ生徒たちは平均してセンター英語で80〜100点くらい点数があがります。

過去最高は130点アップ。今年の最高は105点アップでした。

ただし、この基礎講座には「卒業テスト」があります。

この卒業テストは結構な難問で、講座を一通り受けた程度ではまず合格できません。

講座を受け、テキストを反復し、その内容がちゃんと自分の血肉になったときに初めて解けるようになっています。

そのため、受講終了後から卒業テスト合格までには時間がかかります。

早い人でも1週間、長い子だと3週間くらい苦しんで合格にたどりつきます。

先述の生徒は、その卒業テストに合格できませんでした。

1ヶ月にわたって卒業テストに臨み、それでも合格できない様子を見て、苦渋の思いで「留年」を言い渡しました。

その上で、今まで立ててきたスケジュールを一度全て白紙に戻し、この夏の1ヶ月の目標を立て直しました。

7月21日〜8月15日までは中学英語の徹底復習。

合計数にして700題近くの中学レベルの英文を読み・理解し・暗記しました。

そして8月15日〜本日27日まで一気に基礎講座の再受講。

通常は2ヶ月かけてやるものを2週間ですから、4倍速です。

かつて2ヶ月かけてもできなかったことですから、4倍速にしたらついていけない可能性もある。

しかし、できなかったのはそのための基礎が欠けていたらで、700題の演習をやりきった後ならそんな非現実的なスケジュールをやりきれるのではないか。

恥ずかしながら、僕にとっても「仮説」です。

本来、お金をいただく側がやってはいけない指導です。

しかし、1学期の時点で、僕が立てたカリキュラムは音を立てて崩れてしまったわけですから、同じことをやっていていも結果は同じに決まっています。

過去の経験を引っ張り出して、目の前の生徒を必死に観察して、全身全霊をかけて立てた「仮説」。

結果は見事なものでした。

昨日までに全ての受講を終え、本日1日で卒業テストをクリア。

渾身の握手を交わすことができました。


本当によく頑張った。

中学復習前の成績と復習を入れた後の成績比較をするとその違いは歴然としています。

<中学復習前>
01.gif

<中学復習後>
02.gif

この成果は塾の成果である以上に、生徒自身の成果です。

彼のあんな「達成感」に満ちた顔を見たのは初めてかもしれない。

本当に大変なことをやりきった彼に心から拍手!

彼がそんな風に本気になってやり遂げられる教室の空気を作った仲間に拍手!

カリキュラム作成を読み違えた僕を救ってくれた彼の頑張りに心から感謝!

そんな気持ちで夏休みの最終日を終えることができました。

いよいよ2学期。これなら十分に間に合う。

同じ失敗を繰り返さぬよう、これから真剣に彼の合格のためのカリキュラム作成に入ります!

posted by たいまつ at 22:54| Comment(6) | 夏休み